Mystyblue’s graffiti.

そうさくは たのしんでこそ はじまる。

【改訂版】微かな艶めきから始める一歩。コミック『リメイク』

 

さて。今回もまた本のお話。

 

自分のお家の本棚には、もう挿しきれないほど本がたくさん並んでいるのは、以前にも描いたとおり。

本は好きだけど、これまでコミックに関してはなかなかストーリーに面白さを見出せなくて、小説派に偏ってた。

マンガも結構読むようになったのはここ数年になってからのこと。私の選書アンテナレベルが低いだけなのか、何か業界内に面白い漫画が増えてきた気がする( ˘ω˘ )

手持ちのコミックのジャンルを大別すると、お仕事もの・サクセスストーリーもの、スポーツ、ヒューマンドラマ系のが多い。

 

そんな中、最近読んではまっているのが、六多いくみさん著『リメイク

自分を変えるために、憧れに近づくためにOL(事務職)→デパートの美容部員に転職した主人公、かのこと、その仲間たちが織りなすお仕事モノ。

 

リメイク 1 (EDEN)

リメイク 1 (EDEN)

 

 

コスメ業界が舞台になった漫画ってありそうでなかなか無い。案外少ないんですよね~。だから新鮮!ラブストーリー+お仕事モノ+コスメの知識解説マンガ。

実在のコスメブランド&アイテムが紹介されているから、読んでいるこちらも紹介されたアイテムに興味津々!

そう…まるで、幼い頃から憧れたTVの中のヒーロー&ヒロインが使っていた変身アイテムに惹かれて、自分もそれを手にしたくなるような…!そんなトキメキを感じます。

作者さん自身が元美容部員というだけあって、BA業界の内情やコスメの知識が読んでいて面白い。全7巻と短めながら、最後は良い感じにお話が着地していて、個人的にとてもライトで甘い読後感を味わいました👏

コスメや美容意識の向上って、些細なことだけどやっぱり女性として産まれて手にする特権だし、モチベーションがアガる。自信もついてきますし。

メイクで骨格が変わる…ということは無くても、出来る範囲できちんと身だしなみを整えて外出すると、自分も心穏やかに、丁寧に振舞える気がする。そしてかのこを見ているとワンレンへの憧れが募る…

この物語、掲載誌のターゲットが働く女性だからか、主人公・かのこの成長と恋愛に軸が置かれていて、応援したくなる。未経験の業種への転職で、慣れないことに戸惑いながらも努力を重ねる描写に共感。かのこに感情移入して、自分だったらどうするかなぁ…と考えながら読んでます📚

働いていて落ち込んだ時、この物語に元気をもらえる!そして美容部員のお仕事は華やかさだけでは務まらないんだな…と主人公と同じ気持ちを追体験

女性の「変身願望」を叶えてくれるアイテム、お化粧品。日常を過ごす中で必需品になっている人はとっても多いでしょう…。 そんな、大なり小なりの変身願望✨を持つ方や、コスメそのものが好きな方には面白く読める作品ではないでしょうか〜!!この著者の他作品も要チェック😙

 

そしてコスメの話題に便乗して、今一押しのヘアケアアイテムを紹介させてください…!

 

フィーノ プレミアムタッチ 浸透美容液ヘアマスク230g

フィーノ プレミアムタッチ 浸透美容液ヘアマスク230g

 

最近切った髪に栄養補給をさせたくて、 良さげなヘアケアアイテムを探していたところ、これに出会ってしまった…

シャンプーを洗い流した後につけると、その時点でもう髪の根元にコシが出てるのがわかるの…!毛の一本一本が自立するのが見える👀根元から毛先までグングン栄養がいきわたっている感じがする…良い。

¥1000以下で手に入って髪に天使の輪が広がる、且つ 寝癖がつかないのがスバラシイ!!!

お財布と髪の毛に優しいヘアケアアイテム暫定1位!!!!

とにかく、これは、良い…。(大事なことなので2回言いました)

みなさんも是非…

以上、主観でおすすめコミックとおすすめヘアケアアイテムを紹介してみました💄

うちのおすすめアイテム達をよろしくお願いいたします(深々とお辞儀)

美術を愉しめる、お気に入りの本。

創作が好きなので日頃から、小説以外に気になった画集などを見つけると、買って集めてしまう。そのおかげで本棚が大分賑やかな我が家……

今回は溢れかえる本たちの中から、読み返すたびに幸せな気持ちになれる推し本(美術関係)を選んでみました👏

 

福田利之作品集  

福田利之作品集

福田利之作品集

 

鮮やかで温かみのある色彩と構図。パウル・クレーピエト・モンドリアンの作品を連想した。

スピッツ『群青』『さざなみ』のジャケットアートワークを手がけた福田利之さんの作品集……スピッツファンとしても買わないわけがありません! 本屋さんで働いていたときから注目していた一冊。ずっと欲しいと思っていて、最近になってやっと購入!

私は、この作家さんの、目👀の描き方が好きなんですよね。 これは「目」だとわかるギリギリのラインまでデフォルメしつつ、あたたかいイラストの雰囲気を壊さない描き方。これは松尾たいこさんの作品にも似たものを感じるけれど。

モノを描く際のリアルとバランスのさじ加減が絶妙だと思ってます。制作風景をまとめたHow to drawingの頁、とってもためになるし、この技法で一度自分でも何か制作したいな。

 

EARLYBIRD/山下良平アートブック

EARLY BIRD RYOHEI YAMASHITA 山下良平アートブック

EARLY BIRD RYOHEI YAMASHITA 山下良平アートブック

 

 この作家さんも、2年前頃に初めて名前を知った。ネットで個展開催の情報を知って、会場に足を運んだのだった。これは会場で販売されていた作品集。画面が美しすぎてA1サイズでプリントして鑑賞したいくらいほど!

逆光でシルエットになった人物がとても美しくて、エネルギッシュな表紙の作品。作者さんが掲げていたこの展覧会のテーマ『躍動』がしっかり伝わってくる。作家さんご本人がいらしていて、生のお話しを聞けたことが印象的だった😃

絵具を使って制作するときは筆よりもペインティングナイフの出番が多い、とのエピソードをGET出来たのがとっても印象に残っている。筆を使わずしてその絵具と配色コントロール力には脱帽( ゚Д゚)

 

上記のお二方の作品は、写実的な描写よりも、色や形の面白さから展開させていくものが多くて、そこが大好き。

 

silentletters 2011~2015

www3.plala.or.jp

eriさんというイラストレーターさんの画集!ある創作フェスタに出展、画集が販売されているのを知って、作風に惹かれてその場で即購入。

生き生きとした表情の描写が、写真に迫る勢い。写真を撮るとは・絵を描くとは何なのか、を思わず考えさせられるのは、こんな不思議な絵を鑑賞したとき。

作品に出てくる架空の人物の存在に説得力があって……ずっと眺めていると消えてしまいそうな、雪の結晶や霞のような儚さ……アンニュイな魅力があります!

展覧会が開催されたら、行きたい作家さんのひとり。

 

5歳の子供に描けそうで描けない抽象画

 

5歳の子どもにできそうでできないアート: 現代美術(コンテポラリーアート)100の読み解き

5歳の子どもにできそうでできないアート: 現代美術(コンテポラリーアート)100の読み解き

 

 

きましたよ…ついに!一番内容の濃い本が👏

具象画と違って、抽象画は見る人によって解釈が大きく変わるもので、鑑賞の仕方が分からない作品も多々あるんだよね。これは、そんな「抽象画とは?」「そもそもどう鑑賞すればいい?」といった大多数の人が訊けずにいた疑問に分かりやすくこたえてくれている本。新しい解釈を提示してくれている、ともいえる。絵画専攻の私も知らない作品が沢山で、目から鱗。この本に載っている説明は、コラム形式でまとめてあるから作品の情報や、当時の時代背景を踏まえた制作意図がすんなり頭に入ってくる。

少しお値段は高めだけど、ファインアートの意味を理解しかねる・苦手意識がある方は読んでみると、抽象画に抱いていたイメージが変わるかも。

 

読書、そして本を集めることの醍醐味は、新しい視点・知識に出会えること。本のジャンルにもよるけれど、画集や美術技法書の場合は、新たな技法が自分の制作につながる嬉しさがあるよね。憧れのアーティストの関連書籍は、やっぱり生活の中で読み返したいものだし。

『5歳の子どもに~…』のように、難しい内容を楽しくかみ砕いて説明してくれる本に出合ったときは、自分の選書眼の育ちぶり✨を感じます😊

また好きな本の記事を更新するそのときまで、ゆっくり面白そうな本の情報収集、しておきます。

それより僕と踊りませんか

井上陽水の話はしません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  映画『Shall we ダンス?』を見た。

主演が役所さんで、草刈民代さんが確かヒロインで出とったよね~!と、薄い予備知識のまま最後までちゃんと鑑賞…。

結論:めっちゃ良い。踊れないのにダンスしたくなる。

こういうさえない主人公が生きがいを見つけていく話が大好き。

公開したのが1995年ということで、皆さんのビジュアルが今よりだいぶ若い。要所要所にモックンや柄本さんが出てきて豪華~~!!!

社交ダンスって、この当時はイメージが良くなかったのかなあ?出会いを見つける手段としか認知されてなかったんだろうか……

男女が??体をくっつけ合って???……踊るの~~~??!!ええ~~///

ってなったのかなあ。その気持ち分からなくもない。特によく知らないとそう思っちゃうよね……人によってはキャバクラとかそういうのと同列に見られるやつ。出会いを求める場認定されちゃう。だから序盤の杉山さんは社交ダンス教室に入るのを躊躇うんですがね😅

 

それに対して、舞さんですよ。競技としての、真剣なダンス。身のこなしがやはりしなやか!!ここで女優さん猛練習パターンでキャスティングしなくてよかったね……さすが本業がバレエダンサー。めっちゃ濃いメイクが映えてて惚れました。最初のころの真顔と杉山さんに感化されて笑顔になっていく舞さんがとっても綺麗で胸がすっとした。木本さんに『舞台のレベルは関係ないからただ楽しんで踊れ』的なこと言われて。モックンは体裁を気にする前にただ楽しむことが大事だって教えてくれたんだね。

杉山さんもド緊張してる中、本番であんな失敗しちゃ引きずるのも当然だわ…なんせパートナーのドレスを破いちゃうんだもん(破かれすぎてスク水っぽい形になる)。

逆によく立ち直ってダンスに復帰したよね~~~!!

青木さん・健康のためにダンス始めた田中さんは作品中で暴言言われるという共通点がある。

「脳内に花火が散って酔ったみたいな感覚になる」興奮した気持ちは、言い得て妙なセリフだと思った。趣味の世界では自分を発揮できるというか。誰にも文句言う筋合いは無くて、ただただ楽しいから。

青木さんめっちゃ弾けてた…ドニー・バーンズならぬドニー青木。一挙手一投足に笑った。柱をパートナーに見立てて一人でダンスの振り練習するところが特に笑いすぎて腹筋痛。ラテンが好きすぎて覇気がみなぎってるんだよね。

 

役所さんめっちゃ色気がありますね。美男子ってわけではないけど良いね。先に失楽園を見ていたせいか……??あの柔和な感じがイイ。ちゃんと見た映画が有頂天ホテル失楽園くらい。役のふり幅が極端すぎて失楽園見たとき順番の大事さを知った😂

ウィキペディアで出演作一覧を見ると、90年代は結構恋愛ドラマの主演もされていたらしく!今からするとちょっと珍しいよね。リアルタイムで生きた時代じゃないのに、90年代のドラマに好きなもの・面白いなと思う物が多い。今40~50代の俳優さんが主演をやってた自分にとってすごい魅力的な時代だと思ってる。めっちゃ良い💘。自分は、椎名桔平さんも好きなんだけど!『恋愛詐欺師』とか面白いものに限ってDVD化してないこの年代のドラマはっ!!💦そこがカナシイところ😢

周防監督の作品は、『それでもボクはやってない』だけ、ちゃんと見たことがある。コメディが好きだなあ。シコふんじゃった。も気になるから見るつもり。見るつもりが延び延びになっちゃって未見の映画がいっぱい。他に、三谷幸喜監督のみんなのいえもお気に入り映画なんだけど、ちょっと笑わせ方の作風が違う。周防監督は日本のつつましさや湿っぽさをコメディに変えていく感じ、とでも例えようか……。

冒頭や杉山さんがダンスの特訓するシーン等に演出としての雨が使われていて印象的✨雨のシーンを挟んでこそ、終盤ダンス教室から雨天の外を見る舞先生の美しさが引き立っている😊

あの落ち着いた湿っぽい空気感は周防監督のウデによるものかその年代特有の雰囲気・撮影機材によるものか…杉山さんが通勤のときに乗る満員電車のシーンとかね。何気ないシーンを魅力的に撮るって素晴らしいこと。

良い映画には愛される理由があることを発見😊色んな映像作品を、もっとよく見てみようと思うのでした。

 

「G」is for us.

 

お題「あなたの推しはどこから?私は○○から」

早いもので今年も残すところあとわずか…いかがお過ごしでしょうか?久しぶりの更新も好きなものの話を。

さて、突然ですが。

私、かれこれ7年くらいゴスペラーズのファンをやってます。ゴスマニア(ゴスペラーズのファンをこう呼ぶ)です。

あれはもう数年前…TSUTAYAで何かイイ感じに聴けるCDを探していたとき…ゴスペラーズか~永遠にとか歌ってるの聞いたことある…作業中の癒しBGMとして一回借りてみよ~、と軽い気持ちでレンタルしたのがきっかけ。

元々『天使にラブ・ソングを…』等アカペラ(が成り立っていく物話)がテーマの作品は好きだった。人の声だけで歌を作るっていう考えてみれば基本的なことに、もの凄く熱いエネルギーを感じられたから。でもこんなに特定のグループにハマるとは予想せず。この中毒性は何だろう……

ゴスペラーズ村上てつや黒沢薫酒井雄二北山陽一安岡優からなるボーカルグループで有名どころだと永遠に・ひとり・ミモザetc、おとなしめなラヴバラードばかり歌っている……と思うなかれ!!縦ノリの曲もガンガン歌ってそして踊ってお芝居もする、実質アイドルグループなんです……!

私が一番お気に入りのアルバムは、バンドの演奏もなく、全曲アカペラで収録がコンセプトの『a Cappella』。

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収録曲の『RIDIN' HIGH』と『Tiger Rag』を初めて聴いたときの印象が鮮烈だった~!こんな軽妙でフクザツな曲、5人のハモリだけで出来るの?!と。

RIDIN' HIGH

RIDIN' HIGH

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Tiger Rag

Tiger Rag

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大好き。ハモリが最大の武器で特徴だと思うのはこんなコンセプトのアルバムを聴いたときだな~。ファンになってから、ライブにも結構行ってる。

5人ともが多才すぎて、会場でご本人らを目にすると私はどうしてもこんな図をイメージしてしまう…。

 

 

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上記のレーダーチャート(主観)をご覧ください。

色々とマルチ。つよい。

皆個性が強くて好きなんだけど、その中で私の推しが酒井雄二さん!まず特徴としては、イケボならぬ爽ボ。ウィスパーボイスっていうのかな??形容しにくいけどとっても気持ちよい声質をしてらっしゃる。それと関係があるのかどうか、肺活量が多くって、某音楽番組では、ゲストの肺活量測定してみよう!!みたいなワンコーナーを終了においやった(ウィキペディアに掲載されていた実話)。

お笑い好きらしく、ライブではボケにまわる姿を結構見る。ラジオで千鳥のネタを引用したりね(笑)

デビュー直後の番組で酒井雄二ショーなる一発ギャグ披露コーナー(!)なんてのもあったほど、ギャグのセンスは(多分)高め。ライブを見に行ったり作詞した曲を聴いたりしていて、私は酒井さんの言葉の選び方が、なんだか好き。何せ彼はメンバーを笑わせるために芥川龍之介の『トロッコ』をそらんじた男…📚(※20周年記念のDVDにそんなくだりがあった)

 こんなユーモアセンスを持ちたいものです。こんなに面白いのに声がそよ風のような包容力。ヒューマンビートボックスが出来るところも大好き。万能か。

もし結婚するならこんな人としたい♡と思うほど理想像!(ちょうどこの文章の下書き考えてた時に入籍発表されまして今でもメランコリック期が抜け切れてないですうう… おめでとうございます😂😂㊗💐)

 そんな酒井さん、メインで歌っている曲で私のおすすめは『STEP FOR FIVE』に収録された、『2080』です!

2080

2080

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なぜ2080なのか?インタビューによると『未来の80‘s音楽』をつくれたら…という発想からのタイトルらしく。そよ風……といった感じの声質(分かりそうで分からない例)で近未来的なメロディを歌われていてとってもスペーシーな、メカっぽさも感じる一曲。 歌詞にもらしさが出ていてファンにはたまらない。

黒沢さん&北山さんも初期からファンが多いイメージがあるけど、酒井さんファンも結構多いんじゃないかとみた。それくらい魅力がある💘5人でこそのグループ、皆が推しみたいなものだけどどうしても良いなと思ったメンバーの曲は多めに再生してしまう。もはやアイドルグループに匹敵するカッコよさ。ジャ〇ーズに匹敵する沼。

これはもしもの話で願望だけど、5人が別々でリードボーカルで一曲ずつ歌ってる5種類のアルバムがジャ○ーズとかうた○リみたいな販売形態でもし発売されたら即買いする。あと、あみんの『待つわ』フルカバーが聴きたい。

と、……好きすぎてつい言い放題。まだまだ語り足りない…ぜひ知って、見て、聴いてほしい。生でメンバーがハモる瞬間は感動もの。

ゴスペラーズ5人でハモったときに生まれるスタンドがつよすぎるのでこれからも応援してゆきたい('◇')ゞ

来年も充実したゴス活ができるよう願って終わっておこう⛄

よいお年を~! 

芸術の秋!

今週のお題があまりにも身近なものだったので、また記事書いちゃうよ〜!

秋といえば芸術…色んな舞台の公演が増える季節がきたなあと毎年思う。

この言葉を聞いて連想するのが、画材!大学の専攻の関係で、秋以外でも絵を描く生活をおくってます。

小さいときからお絵かきや画材が大好きで、触るたびにときめいて、見るだけでもわくわくしてた。小・中学生時代に図工の授業があったけど、その時は技術うんぬんは関係なく、ただただ粘土とかクレパスを触ってるのが至福の時間だった。

高校生の時に、美術をちゃんと学びたいって意識が芽生えはじめる。このときは写真部に所属していて、絵と写真を両方学んでいたなあ。

周りのクラスの子の高い画力を目の当たりにして弱気になったときもあった。

美術系大学に入ってからは、色々なスタイルで創作を楽しむ人がいて、また新鮮な気持ちが戻ってきた。

私の専攻は絵画(油絵)なんだけど、担当の先生が油絵具以外の使用も許可している方だから、1年前くらいからはアクリル絵の具だけで絵を描いてる。油絵のちゃんとしたセットも持ってて、使ってた。油絵具で描かれた絵は耐久性が高い(経年劣化しにくい)ことも知ってたんだけど、今の私の技術では油絵具はちょっと扱いきれないとも感じて……。速く乾くところとメディウム(絵の具に混ぜて色んな効果を出すやつ)の種類の多さが気に入って、完全にアクリル絵の具に切り替えた!!今、リキテックスだったりターナーだったり、各メーカーから次々新しい色味やグッズが出ていて、見ているだけでも楽しい💘

私のお勧めはホルベインから出てるイタリアンアートナイフのNo1、そしてリキテックススロードライブレンディングメディウム

このNo1のアートナイフは細いから、狭い範囲に絵の具を盛りたいときに重宝してる!なかなかこの細さのものが売ってないの。

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メディウムの方は、絵の具少な目に混ぜてキャンバスに塗ると、描いてる画面全体にカラーフィルターをかけたような効果が生まれるから推し。 絵画ビギナーの若い方にも、入門編の画材としてアクリル絵具の存在が広まっていってるらしい。乾燥が異様に早いから描画スピード命の画材だけど、それにさえ慣れれば、楽しい。油絵具みたいに溶き油がないから、かかる費用を少しだけ抑えられるのもうれしいポイント。

 

絵の具を使って混色しているときに、どうやったら目指すものに辿りつけるか等を考えながら作業するわけじゃない?そんなささやかな苦労がね、あるわけですよ。

それを!数秒でモニター上に再現されたらたまったものじゃない。それだけ技術が進歩していて、デジタルで作品を作ってる作家さんも沢山いらっしゃるけど!デジタルのドローイングソフトだと、レイヤーに分けて作っていくから修正とか加筆が簡単じゃない?削除した部分は跡形もなく消えるわけです。それってとても便利なんだけど、ちょっと味気ないと思う…いくら水彩絵具風に描けるからっていっても、実際に水彩絵具で描いたものとはやっぱり違いが出ると思ってるんですよね~。長くアナログで制作してきた身としては、やっぱり人が描いたならではのあたたかみ?アナログならではの醍醐味を支持したいな~( ˘ω˘ )筆の跡とかね。失敗しかけた部分さえもかえって味になるというか。

 

「偶然良い感じの線描けた…」とか、無意識の部分や偶然に起こったことを作品にする考えは、アナログ派に多くある気がする。目指している作品のイメージによってデジタルかアナログか変わってくるけど、ファインアートで使う画材は、メーカー側から推奨されてる以外の使い方が、新たな美につながる場合も多々あるわけで。

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例えばキャンバス。一般的に絵の具を乗せて絵を描くのに使う道具だけど、これを切り裂いて、裂け目から見える空間を宇宙と称したルーチョ・フォンタナのようなアーティストもいる。制限が無いんだよね。

そんなところを含めて私にとっての芸術の秋は、絵を描いていること。ときめくし、生きがいを感じる、潤滑油のようなもの!だからそんな表現をめいっぱい楽しめる秋、好きです🍁

芸術の秋ということで、画材と美術の長ーいお話をしましたとさ(^^)お絵描き楽しい。

纏う香りは金色の雪

以前に、香水についてのブログ記事を書いてから、後日デパコスカウンターに、記事で言及したランコム・YSLの香水を試しにいった。

オードゥオランジェはなんだか柑橘類のさわやかさより、ケミカルな感じがあって買うに至らず。マダム向きだったのか、抱いたイメージと違ってしまってねぇ……

YSLから最近発売したブラックオピウムシリーズも、期待とは裏腹に求めていた香りと違って見送り。コーヒーと聞いて期待が膨らんでたけど、そういったエッジのあるものよりも、フローラルな甘さが重視される感じだった。あの、合成されたコーヒー(!?)とお花の香りがしました。ニュイブランシェがとくに印象的。

有名ブランドの香水って、やっぱり高品質だけあって良い値段するからどうしても慎重になってしまう。求めるものと違ったときは特に( ˘ω˘ )

よさげな香水を見つけるためのネットサーフィンで、色んな方が書いた香水についての記事を見ていたら『オゥパラディ』なるブランドが取り上げられてて注目。

調べると、2008年国内から発祥したブランドで、重ね付けを推奨しているみたい。ここは今までノーマークだった!

最寄りの店舗までさほど離れていなかったので数日後、早速どんな感じかを体験しに行ってみた。

オスマンサス(金木犀)とフレーズ(木苺)の二択で熟孝した結果、今回は自分への誕生日プレゼントを兼ねて、オスマンサスを購入!

実は、前々から金木犀の香水には憧れがあって。何故かって…それは…

 

私の大好きなゴスペラーズが『ミモザ』を歌っているから!!!!!(単純なファン心理)  そこは譲れないコダワリだったんです。

 

曲を聴いて、どれだけロマンティックな香りなのかとワクワクしていた自分。

 そして感想はというと…本物の金木犀の香りをよく知らないから比較できない……🤔

 こんなに豆乳のようなミルキーな香りなんだろうか。金木犀というよりは、チャイミルクティーとか、そのあたりの紅茶に近いのかも。

そう、例えるならチャイミルクティー+月桂樹+豆乳=この香り。イメージで書いてみたから実際の香調説明とはかけ離れてる……ブラックペッパーが入ってるんだって。言われてみると確かに、香辛料感がほんのりある。ほのかなスパイスと優しい甘さがリラックスさせてくれそう。

花の香りが全面に出すぎても、甘さが全面に出すぎてもイヤな私には、この香りは暫定で1位。他のメーカーの金木犀を名乗った香水も出来たらクンクンしに行きたいと思う🐽🍂

 

あと、もうひとつの選択肢、フレーズ(木苺)!これもよかった。

個人的にグルマン系やお花・果物みたいな甘すぎる感じの匂いは、普段はつけないのね。しかも苺🍓!想像するだけで既に甘い。何だろう、普段の自分のキャラや服のテイストとは違うなぁ…そんなことを考えながらムエットにひと吹き。

このフレーズもどうせあまーい……かと思いきや、自然界の木苺の香りだった。

ちょっと青みのある甘酸っぱさというか。ケーキの上にのってる木苺単体を嗅いだような感じ(分かりにくい)。爽やかさがあって珍しく好みに入った。なので、これもフルーツ系で好きな香水ランキング、暫定1位になりました。 

 

ちなみに推奨されている重ね付けに則って、オスマンサス×フレーズも試したけど、お互いの香りが結構相性良かったみたいで、この香りも好みだった。重ね付けすると単品のときよりも深みが増すのね。

 

秋冬向けの香水にしても、個人的には少しスパイスが効いていたり爽やかさのあるものが好きなんだとこの間気づいた😉

有名なところだとクウォンデミニムのオーデラヴ、ロクシタンのヴァーベナも試しにつけてみたけど、好きな匂いにスパイシーさを求めるせいか、柑橘系の甘さが強めで、どうもしっくりこず。厳密にはミモザの香りじゃないけど、オレンジ・シトラス系に惹かれた。価格もお手頃だし、ブラックペッパーとかそんなのが入っていたら即買っていたかも。惜しい。

結局今冬はオゥパラディのオスマンサスに落ち着いた。店員さんのお話ではオーデパルファムなので5時間程は持つとのこと。帰宅して数時間経ってつけた箇所をふんふんすると、柔らかい香りが。匂いが消えたように感じるけど、実際はまだ残っているもの。ここのブランドの香りは全体的に穏やかで、オーデパルファム感があまり無い。ワセリンやボディークリーム等、とにかく油分で肌を保湿すると長く香ると聞いて、このつけ方を実践し始めてる。

とにかく今年は、憧れのミモザの香りを纏って寒い時期を過ごせることが嬉しい!!

最終的に欲しいものはダリアディヴァン(ジバンシィのオーデパルファム)なので、それに代わる良い香りをまた探せたらな。

香水探しは沼、もとい、流浪の旅……

いいかほり探しの旅は続くのであった……🤤

 

 

休日の過ごし方。

今週のお題に沿ってブログを書くのも二回目!

今回は「休日の過ごし方」とのことで。

 

休日の過ごし方…

考えてみると、普段のお休みはずっと何か創作物に触れて過ごすことが多いのかも。

すごくベタだけど好きなアーティストの音楽を聴いたり、映画を見たり、本を読んだり。外へ出て写真を撮りに行くこともあるなあ。好きな画家さんの展覧会へ足を運んだり。

 

やっぱり、音楽とかとにかく創作物に触れると元気出てくるからさー。内向的な趣味だと思うんだけど、連日外に出てアクティブに過ごすより、家でまったりしているほうが私はリラックスできる性分。体を動かす代わりに精神を動かしてる!精神がアクティブ(?)

誰かと遊ぶのも大好きだけど、基本1人で出来る趣味を延々としている…

 

これだけ創作創作と連呼していますが…自分の専攻である「絵」を家で描くということが、最近無くなってる💦

いつも平日は学校で沢山絵の具やらキャンバスやらを目にしたり組み立てたりしているから、週末土日は違うジャンルを摂取したい!画材や色彩への愛💘は相変わらずあるけど!

ちなみに最近はこんなのを描いたりしていた。

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改めて青色をよく使うな私は…1枚の絵を描くにも色々な視点が必要。他ジャンルの良さ?鑑賞ポイントを吸収して、自分のやってることにつなげる。絵を描いているとき、今まで見た映画とか聞いてきた音楽をイメージしながら楽しく感覚的に描いている。

多趣味から得られるものはきっとある。

絵画以外にも素晴らしいものはたくさ~んあるから、それを拾っていかないと✨

良いストーリーだったり好きな感じのボーカルに出会うと、引き込まれるし、その作品が持っている世界に浸って、なんなら続きを考えることが楽しいのね?

それで絵を描こうと思えるわけ相乗効果的な?

結構自分は想像力が豊かというか強めだから、そんな過ごし方で土日を過ごすのが本当に楽しい!外で遊ぶときとはまた違った充実感。

 

うーん、語彙が出てこない💦とにかくここまで人を癒せる芸術ってすごいって話です。精神がアクティブになれるから、家にこもるのも悪くない。

芸術は感受性をよく働かせられる良いスポーツ😉

秋もいよいよ深まってきたので。芸術の秋、これからも色んな作品を味わって過ごしたい今日この頃でした〜🍁🎨