Mystyblue’s graffiti.

そうさくは たのしんでこそ はじまる。

芸術の秋!

今週のお題があまりにも身近なものだったので、また記事書いちゃうよ〜!

秋といえば芸術…色んな舞台の公演が増える季節がきたなあと毎年思う。

この言葉を聞いて連想するのが、画材!大学の専攻の関係で、秋以外でも絵を描く生活をおくってます。

小さいときからお絵かきや画材が大好きで、触るたびにときめいて、見るだけでもわくわくしてた。小・中学生時代に図工の授業があったけど、その時は技術うんぬんは関係なく、ただただ粘土とかクレパスを触ってるのが至福の時間だった。

高校生の時に、美術をちゃんと学びたいって意識が芽生えはじめる。このときは写真部に所属していて、絵と写真を両方学んでいたなあ。

周りのクラスの子の高い画力を目の当たりにして弱気になったときもあった。

美術系大学に入ってからは、色々なスタイルで創作を楽しむ人がいて、また新鮮な気持ちが戻ってきた。

私の専攻は絵画(油絵)なんだけど、担当の先生が油絵具以外の使用も許可している方だから、1年前くらいからはアクリル絵の具だけで絵を描いてる。油絵のちゃんとしたセットも持ってて、使ってた。油絵具で描かれた絵は耐久性が高い(経年劣化しにくい)ことも知ってたんだけど、今の私の技術では油絵具はちょっと扱いきれないとも感じて……。速く乾くところとメディウム(絵の具に混ぜて色んな効果を出すやつ)の種類の多さが気に入って、完全にアクリル絵の具に切り替えた!!今、リキテックスだったりターナーだったり、各メーカーから次々新しい色味やグッズが出ていて、見ているだけでも楽しい💘

私のお勧めはホルベインから出てるイタリアンアートナイフのNo1、そしてリキテックススロードライブレンディングメディウム

このNo1のアートナイフは細いから、狭い範囲に絵の具を盛りたいときに重宝してる!なかなかこの細さのものが売ってないの。

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メディウムの方は、絵の具少な目に混ぜてキャンバスに塗ると、描いてる画面全体にカラーフィルターをかけたような効果が生まれるから推し。 絵画ビギナーの若い方にも、入門編の画材としてアクリル絵具の存在が広まっていってるらしい。乾燥が異様に早いから描画スピード命の画材だけど、それにさえ慣れれば、楽しい。油絵具みたいに溶き油がないから、かかる費用を少しだけ抑えられるのもうれしいポイント。

 

絵の具を使って混色しているときに、どうやったら目指すものに辿りつけるか等を考えながら作業するわけじゃない?そんなささやかな苦労がね、あるわけですよ。

それを!数秒でモニター上に再現されたらたまったものじゃない。それだけ技術が進歩していて、デジタルで作品を作ってる作家さんも沢山いらっしゃるけど!デジタルのドローイングソフトだと、レイヤーに分けて作っていくから修正とか加筆が簡単じゃない?削除した部分は跡形もなく消えるわけです。それってとても便利なんだけど、ちょっと味気ないと思う…いくら水彩絵具風に描けるからっていっても、実際に水彩絵具で描いたものとはやっぱり違いが出ると思ってるんですよね~。長くアナログで制作してきた身としては、やっぱり人が描いたならではのあたたかみ?アナログならではの醍醐味を支持したいな~( ˘ω˘ )筆の跡とかね。失敗しかけた部分さえもかえって味になるというか。

 

「偶然良い感じの線描けた…」とか、無意識の部分や偶然に起こったことを作品にする考えは、アナログ派に多くある気がする。目指している作品のイメージによってデジタルかアナログか変わってくるけど、ファインアートで使う画材は、メーカー側から推奨されてる以外の使い方が、新たな美につながる場合も多々あるわけで。

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例えばキャンバス。一般的に絵の具を乗せて絵を描くのに使う道具だけど、これを切り裂いて、裂け目から見える空間を宇宙と称したルーチョ・フォンタナのようなアーティストもいる。制限が無いんだよね。

そんなところを含めて私にとっての芸術の秋は、絵を描いていること。ときめくし、生きがいを感じる、潤滑油のようなもの!だからそんな表現をめいっぱい楽しめる秋、好きです🍁

芸術の秋ということで、画材と美術の長ーいお話をしましたとさ(^^)お絵描き楽しい。