Mystyblue’s graffiti.

そうさくは たのしんでこそ はじまる。

それより僕と踊りませんか

井上陽水の話はしません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  映画『Shall we ダンス?』を見た。

主演が役所さんで、草刈民代さんが確かヒロインで出とったよね~!と、薄い予備知識のまま最後までちゃんと鑑賞…。

結論:めっちゃ良い。踊れないのにダンスしたくなる。

こういうさえない主人公が生きがいを見つけていく話が大好き。

公開したのが1995年ということで、皆さんのビジュアルが今よりだいぶ若い。要所要所にモックンや柄本さんが出てきて豪華~~!!!

社交ダンスって、この当時はイメージが良くなかったのかなあ?出会いを見つける手段としか認知されてなかったんだろうか……

男女が??体をくっつけ合って???……踊るの~~~??!!ええ~~///

ってなったのかなあ。その気持ち分からなくもない。特によく知らないとそう思っちゃうよね……人によってはキャバクラとかそういうのと同列に見られるやつ。出会いを求める場認定されちゃう。だから序盤の杉山さんは社交ダンス教室に入るのを躊躇うんですがね😅

 

それに対して、舞さんですよ。競技としての、真剣なダンス。身のこなしがやはりしなやか!!ここで女優さん猛練習パターンでキャスティングしなくてよかったね……さすが本業がバレエダンサー。めっちゃ濃いメイクが映えてて惚れました。最初のころの真顔と杉山さんに感化されて笑顔になっていく舞さんがとっても綺麗で胸がすっとした。木本さんに『舞台のレベルは関係ないからただ楽しんで踊れ』的なこと言われて。モックンは体裁を気にする前にただ楽しむことが大事だって教えてくれたんだね。

杉山さんもド緊張してる中、本番であんな失敗しちゃ引きずるのも当然だわ…なんせパートナーのドレスを破いちゃうんだもん(破かれすぎてスク水っぽい形になる)。

逆によく立ち直ってダンスに復帰したよね~~~!!

青木さん・健康のためにダンス始めた田中さんは作品中で暴言言われるという共通点がある。

「脳内に花火が散って酔ったみたいな感覚になる」興奮した気持ちは、言い得て妙なセリフだと思った。趣味の世界では自分を発揮できるというか。誰にも文句言う筋合いは無くて、ただただ楽しいから。

青木さんめっちゃ弾けてた…ドニー・バーンズならぬドニー青木。一挙手一投足に笑った。柱をパートナーに見立てて一人でダンスの振り練習するところが特に笑いすぎて腹筋痛。ラテンが好きすぎて覇気がみなぎってるんだよね。

 

役所さんめっちゃ色気がありますね。美男子ってわけではないけど良いね。先に失楽園を見ていたせいか……??あの柔和な感じがイイ。ちゃんと見た映画が有頂天ホテル失楽園くらい。役のふり幅が極端すぎて失楽園見たとき順番の大事さを知った😂

ウィキペディアで出演作一覧を見ると、90年代は結構恋愛ドラマの主演もされていたらしく!今からするとちょっと珍しいよね。リアルタイムで生きた時代じゃないのに、90年代のドラマに好きなもの・面白いなと思う物が多い。今40~50代の俳優さんが主演をやってた自分にとってすごい魅力的な時代だと思ってる。めっちゃ良い💘。自分は、椎名桔平さんも好きなんだけど!『恋愛詐欺師』とか面白いものに限ってDVD化してないこの年代のドラマはっ!!💦そこがカナシイところ😢

周防監督の作品は、『それでもボクはやってない』だけ、ちゃんと見たことがある。コメディが好きだなあ。シコふんじゃった。も気になるから見るつもり。見るつもりが延び延びになっちゃって未見の映画がいっぱい。他に、三谷幸喜監督のみんなのいえもお気に入り映画なんだけど、ちょっと笑わせ方の作風が違う。周防監督は日本のつつましさや湿っぽさをコメディに変えていく感じ、とでも例えようか……。

冒頭や杉山さんがダンスの特訓するシーン等に演出としての雨が使われていて印象的✨雨のシーンを挟んでこそ、終盤ダンス教室から雨天の外を見る舞先生の美しさが引き立っている😊

あの落ち着いた湿っぽい空気感は周防監督のウデによるものかその年代特有の雰囲気・撮影機材によるものか…杉山さんが通勤のときに乗る満員電車のシーンとかね。何気ないシーンを魅力的に撮るって素晴らしいこと。

良い映画には愛される理由があることを発見😊色んな映像作品を、もっとよく見てみようと思うのでした。