Mystyblue’s graffiti

好きなものを淡々と雑記。

Re:プレイヤー

9月4日、舞台『プレイヤー』を見てきた!!初の生藤原竜也仲村トオル!!!初づくし!!!もう、圧倒された。凄い。見る前も見た後も高揚の仕方が半端ない。公演日1週間前くらいから胸のドキドキが加速していって、これ公演当日に実際に役者さんを見たら過呼吸にでもなるのでは…と思った。

私の中では藤原さん→カイジTwitterの濁点()のイメージ

仲村さん→屋代課長(家売るオンナ)or白鳥さん(ドラマ・チームバチスタシリーズ)

成海さん→瑠璃の島…!あとNHKの『海底の君へ』でも藤原さんと共演してたね…

という薄めの認識をしながら、今回の舞台を見た。

ストーリーはこう。(公式HPから引用)

 

舞台はある地方都市の公共劇場、そのリハーサル室。国民的なスターから地元の大学生まで、様々なキャリアを持つ俳優・スタッフたちが集まり、演劇のリハーサルが行われている。
演目は新作『PLAYER』。幽霊の物語だ。死者の言葉が、生きている人間を通して「再生」されるという、死が生を侵食してくる物語。

<行方不明の女性、天野真(あまのまこと)が遺体で見つかった。死後も意識として存在し続けることに成功した彼女は、友人達の記憶をアクセスポイントとして、友人達の口を借りて発言するようになっていく。事件を追っていた刑事、桜井を前に、天野真を死に導いた環境保護団体代表であり瞑想ワークショップの指導者、時枝は、これは世界を変える第一歩だと臆面もなく語る。死者との共存が、この物質文明を打開するだろうと。カルトとしか思えない時枝の主張に、桜井は次第に飲み込まれてゆく。>物語は劇中劇と稽古場という二つの人間関係を行き来しながら進んでいく。
死者の言葉を「再生」することと、戯曲に書かれた言葉を「再生」することが重なる。単なる過去の再生ではなく、今を生き始める死者と、戯曲の言葉に引き寄せられ、アドリブで新たな言葉を紡ぎ出す俳優が重なる。
演じることで死者と繋がった俳優達は、戯曲の中の倒錯した死生観に、どこか感覚を狂わされていく。生と死、虚構と現実の境界が曖昧になっていく。時枝の狂った主張は、桜井の選んだ行動は、リハーサル室でどう響くのか。

 

不気味。

もともとこういう、世にも妙な物語的なお話が好きな私。でもそれは、ストーリーを理解する入り口が易しければの場合。もしストーリーの前提の意味が分らなかったら、私はこの3時間どういう気持ちで舞台を見ればいいんだろう…そんな心配があった。

結果、起承転結の転あたりから徐々に理解出来てきて、結の展開に安心して引きずりこまれることが出来た(*''▽'')

藤原さんと仲村さんは本当に映像で見聞きしたとおりのビジュアルといい声と滑舌をしてらっしゃった…♡カッッッッコよかった…😂今回出ていた男性キャスト陣、皆さん良い声。お耳の恋人逆ハーレムだった(?)

藤原さんは、街の劇団に属する俳優。劇中劇では警官で、テーマになってる事件と、その関係者の謎を追う。

仲村さんの役も俳優(ただしプロ)。劇中劇では自己啓発セミナーの指導者を演じる。謎の包容力がある。仙堂キャスターもだけど、この時枝さんもとっても好みのキャラだった。

成海さんは…めっちゃ可愛かった。(まずそこ)ポジション的には何だったんだろう…鑑賞者への説明役みたいな…?そこが今よく分かってない😂

メインのお三方以外は初めて知る役者さんが多かった…その中でおわ~と思ったのが安井順平さん‼

彼が途中で長いセリフを言う一場面があるんだけど、そこがとっても怖かった。人間って脆いなあと思わされた場面。

心理学のテクニックに、フット・イン・ザ・ドアというのがあるのね。(調べた)

最初は簡単で難易度の低い要求をして、徐々に要求の難易度を上げていく。最後に本来の目的をターゲットに指示すると、段階的に要求に応じてきてるから、本来の目的に繋がる指示がどんなものでも抵抗を感じにくくなるんですって。まるで階段を一段ずつ登っていくかのように……💦この場面でそんな知識や、ニュースで見かける殺人事件を連想した。

心あたりはあるけれど、あえて無視してたとか、形容できないものに輪郭を与えて差し出された感じ!(分かりにくい)

幽霊とかいわゆる「怖いものを表したもの」より、もっと抽象的な、悪とか正義とか信じる気持ちetc…そんな、形は無いけれどそれぞれがもつ思いに、それ本当にそうなの?って、疑いを差し挟まれる。人間が変わるプロセスを分かりやすく見せられた気がして、何かためになった。

時枝さん(舞台が始まる前までトキエって読んでた😂不覚😂)のキャラとセリフがまたもの凄い説得力あるから余計に…とにかく一般的に恐れられていることを受け入れてるスタンスで、そこにまたゾクゾク( ;∀;)

形に囚われるな!私たちの活動は周りひいては世の中にプラスになる事なんだよ!さあ…!みたいな主張をずっと言ってる時枝代表…威圧感と説得力がありすぎる。過程を固定される怖さ。その道のカリスマっぽい雰囲気というか、声が良いしスタイルもあんなだから、うっかり信じそうになるんだよお~!!アブナイ( ;∀;)

実際アヤシイ団体の権力者って美形かつ謎の説得力がある人多いみたいだし。

 

信じるとか、あるものに向かう一途な気持ちって、諸刃の剣・光と影になる存在なんだなあ。最初は劇中劇だから、身分関係なくみんな台詞を喋って脚本家やプロデューサーが訂正や指導を入れていく普通の演劇の通し稽古が見られる。でも途中から…?という少し不思議な物語好きにはなかなか胸アツな展開に!

よく見ておかないと見失う。みんなキーパーソンだからあんまり詳しいことは書けないけど、とにかく観劇中はストーリーをよく解読して浸るのが吉の物語!双眼鏡を持ってきておいて本当に良かった。細かい部分の演出を見て理解が深まったもの。

高橋努さんって今まであんまりよく知らなくて、見たことあるのは勇者ヨシヒコゲスト出演時くらいだったんだけど、今回で注目度が上がった。いや~…ねえ…なんというか…終演後にも思わず😂💦という目で見てしまう。時枝さんとのやり取りは鳥肌がたった。一番好きなシーン。こわい。熱量が凄い…!閉鎖的な舞台で上演するから怖さが増す…。

とにかく中盤~ラストまでの展開は息を呑んで見ていたし、圧倒されすぎて終演後「皆さんにこれからもついていきます!!!!!」と思った。声のいい役者さんはどんな演技しても声が良いんだね。感動。ありがとうございますと言いたい😂👏

3時間があっという間だった…伏線がいっぱいあるんだろうな。藤原さんのあるセリフに込められたニュアンスが忘れられなくて、今でもゾクッとくる。この物語を見終わったあと、存在とは…信念とは…なんて哲学的な考えが頭から離れない自分も、時枝さんの思想、脚本家の掌の上にいるのかも知れない…(ここのBGM:ガラモンソング)

もう一度見たいと思わずにはいられない体験ができました😂最高。