纏う香りは金色の雪
以前に、香水についてのブログ記事を書いてから、後日デパコスカウンターに、記事で言及したランコム・YSLの香水を試しにいった。
オードゥオランジェはなんだか柑橘類のさわやかさより、ケミカルな感じがあって買うに至らず。マダム向きだったのか、抱いたイメージと違ってしまってねぇ……
YSLから最近発売したブラックオピウムシリーズも、期待とは裏腹に求めていた香りと違って見送り。コーヒーと聞いて期待が膨らんでたけど、そういったエッジのあるものよりも、フローラルな甘さが重視される感じだった。あの、合成されたコーヒー(!?)とお花の香りがしました。ニュイブランシェがとくに印象的。
有名ブランドの香水って、やっぱり高品質だけあって良い値段するからどうしても慎重になってしまう。求めるものと違ったときは特に( ˘ω˘ )
よさげな香水を見つけるためのネットサーフィンで、色んな方が書いた香水についての記事を見ていたら『オゥパラディ』なるブランドが取り上げられてて注目。
調べると、2008年国内から発祥したブランドで、重ね付けを推奨しているみたい。ここは今までノーマークだった!
最寄りの店舗までさほど離れていなかったので数日後、早速どんな感じかを体験しに行ってみた。
オスマンサス(金木犀)とフレーズ(木苺)の二択で熟孝した結果、今回は自分への誕生日プレゼントを兼ねて、オスマンサスを購入!
実は、前々から金木犀の香水には憧れがあって。何故かって…それは…
私の大好きなゴスペラーズが『ミモザ』を歌っているから!!!!!(単純なファン心理) そこは譲れないコダワリだったんです。
曲を聴いて、どれだけロマンティックな香りなのかとワクワクしていた自分。
そして感想はというと…本物の金木犀の香りをよく知らないから比較できない……🤔
こんなに豆乳のようなミルキーな香りなんだろうか。金木犀というよりは、チャイミルクティーとか、そのあたりの紅茶に近いのかも。
そう、例えるならチャイミルクティー+月桂樹+豆乳=この香り。イメージで書いてみたから実際の香調説明とはかけ離れてる……ブラックペッパーが入ってるんだって。言われてみると確かに、香辛料感がほんのりある。ほのかなスパイスと優しい甘さがリラックスさせてくれそう。
花の香りが全面に出すぎても、甘さが全面に出すぎてもイヤな私には、この香りは暫定で1位。他のメーカーの金木犀を名乗った香水も出来たらクンクンしに行きたいと思う🐽🍂
あと、もうひとつの選択肢、フレーズ(木苺)!これもよかった。
個人的にグルマン系やお花・果物みたいな甘すぎる感じの匂いは、普段はつけないのね。しかも苺🍓!想像するだけで既に甘い。何だろう、普段の自分のキャラや服のテイストとは違うなぁ…そんなことを考えながらムエットにひと吹き。
このフレーズもどうせあまーい……かと思いきや、自然界の木苺の香りだった。
ちょっと青みのある甘酸っぱさというか。ケーキの上にのってる木苺単体を嗅いだような感じ(分かりにくい)。爽やかさがあって珍しく好みに入った。なので、これもフルーツ系で好きな香水ランキング、暫定1位になりました。
ちなみに推奨されている重ね付けに則って、オスマンサス×フレーズも試したけど、お互いの香りが結構相性良かったみたいで、この香りも好みだった。重ね付けすると単品のときよりも深みが増すのね。
秋冬向けの香水にしても、個人的には少しスパイスが効いていたり爽やかさのあるものが好きなんだとこの間気づいた😉
有名なところだとクウォンデミニムのオーデラヴ、ロクシタンのヴァーベナも試しにつけてみたけど、好きな匂いにスパイシーさを求めるせいか、柑橘系の甘さが強めで、どうもしっくりこず。厳密にはミモザの香りじゃないけど、オレンジ・シトラス系に惹かれた。価格もお手頃だし、ブラックペッパーとかそんなのが入っていたら即買っていたかも。惜しい。
結局今冬はオゥパラディのオスマンサスに落ち着いた。店員さんのお話ではオーデパルファムなので5時間程は持つとのこと。帰宅して数時間経ってつけた箇所をふんふんすると、柔らかい香りが。匂いが消えたように感じるけど、実際はまだ残っているもの。ここのブランドの香りは全体的に穏やかで、オーデパルファム感があまり無い。ワセリンやボディークリーム等、とにかく油分で肌を保湿すると長く香ると聞いて、このつけ方を実践し始めてる。
とにかく今年は、憧れのミモザの香りを纏って寒い時期を過ごせることが嬉しい!!
最終的に欲しいものはダリアディヴァン(ジバンシィのオーデパルファム)なので、それに代わる良い香りをまた探せたらな。
香水探しは沼、もとい、流浪の旅……
いいかほり探しの旅は続くのであった……🤤